「居宅療養管理指導」・・・

とても難しそうな名前ですが、簡単に言うと
通院が困難な患者様のために医師や看護師、薬剤師などが自宅に訪問し、
自宅でも安心して過ごせるように療養の指導や健康管理をしてくれるサービスのことなのです。

よく似ているものに訪問診療や往診などがありますが、
居宅療養管理指導とは何が違うのでしょうか・・・?

大きな違いを挙げると「医療行為が行われるかどうか」ということがあります。

居宅療養管理指導のサービス内容はあくまでも
「健康管理上のアドバイスや指導」なので、医療行為は行いません。

医師も健康管理や薬の服用方法・副作用についての指導、
治療で使用している医療器具の管理などをメインに行っています。

では、こころ薬局の薬剤師さんは
居宅療養管理指導で何をしているのでしょうか?

薬剤師の行うサービス内容は、医師からの指示を受けて
患者さんに処方されている薬の管理方法や服薬のアドバイスと指導を行うことです。
もちろん、副作用についても説明します。

こころ薬局の薬剤師さんは、これにプラスして患者さんの体調変化や睡眠状態、
お薬の飲み忘れの有無など、細かな情報を訪問看護士さんや、
ケアマネージャーさんに毎回報告書を作成しお伝えしています。

この居宅療養管理指導、通院が困難な方にはとても便利なサービスですが、
利用できる対象者は要介護1~5に認定されている65歳以上の高齢者となっており、
要支援1~2の方は居宅療養管理指導とほぼ同様のサービス内容の
「介護予防居宅療養管理指導」を受けることができます。

さらに40~64歳の特定疾病により要介護1以上の認定を受けた方も対象となります。
また、自分の意思だけでは利用できず、医師の指示がなくては利用することができません。